夏休みの学校課題特別レッスン

2019.07.29

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夏休みの課題特別レッスンが終わりました。
朝、お弁当を持ってやってきたみんな。
帰るのは夕方です。
どんな1日を想像してやってきたのかな?
子ども時代の夏休みの思い出というのは特別です。
明るくて眩しい太陽、蝉の声、汗の粒、学校とは違う過ごし方、お出かけ先の景色、いつもとは違う体験などなど、普段の記憶よりより一層鮮やかに残るものです。

この1日は、自分の今ある力を出し切って、さらに学びながら、一生懸命1枚の絵を描きあげる時間です。
頑張ったら、頑張った分だけ、やる気を出したら、出した分だけ、さらに絵の楽しみを見つけ、この夏休みのキラリと光る時間になります。
楽しく、やる気を持って、学んで、描きあげられる1日を!
そう願って、一人一人丁寧に指導していきました。

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1枚の絵を描きあげるなかでは、それぞれ自分の内側で色んなドラマがあるものです。
鉛筆で絵を描くことそのものが、難しいと感じる子もいるし、鉛筆で楽しく描いたけど、着色することが難しいと感じる子もいます。

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細かくいうと、本当に細かくそれぞれにぶつかる壁も違うし、乗り越えたい部分も違っています。
共通して伝えたいのは、「絵を描くことって、今よりもっと楽しくなるよ!」ということです。
壁にぶつかって、立ち止まって、もう描きたくなくなる時は、ヒントや希望がどこにもないと思う時です。

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ヒントさえみつけてしまえば絵はもっと楽しいし、苦手だからと終止符を打つこともありません。
絵というのは、上手く描く、描かないの他にも、その過程には楽しいことが沢山あるのです。
線で描かれることで、1枚の紙の中で立ち現れてくる空間。
水の分量で表情を変える絵の具。
構図を変えることで、絵の魅力が様変わりしたり、色と色の組み合わせで印象が違い、絵の具を塗る時の筆の動かし方でも絵の具の表情が変わります。
絵全体の雰囲気を変えることができる。

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100人いれば100人分の、個性ににあった表現があり、その時の、その人に必要な、絵を描くことがもっと好きになるヒントや、壁にぶつかった時に乗り越えるヒントがあります。
子供たちには、描きあげるまでに、絵を描く中での過程の一つ一つを楽しみ、壁にぶつかれば乗り越えるヒントをしっかり習得して、最後まで描き切ってもらいました。しっかり描き切って結果をだすことでこそ、やっとみつけられる学びと喜びがあります。

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壁にぶつかり、泣けてしまったのを乗り越えて、自信に満ちた顔で完成した作品を眺めていた子もいるし、途中疲れて休憩を取ったあとは、元気を出してエンジンかけて描き切った子もいました。

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まだ筆が不慣れだったのに、描いてるうちにだんだん上手になった子や、混色の楽しみをみつけ、いろんな色を自分で作って描いた子もいました。
完成したと思ってから、細部の影の付け方を教わり、そこからまたさらに頑張れた子もいました。

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「先生、絵は嫌いと思ってたけど、今日で大好きになった!」と大きな声で伝えてくれた子もいました。
みんな、頑張りましたね!
それぞれにとってキラリと光る夏休みの大切な思い出になってたらよいなと思います。

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