【6月の名画展示作品】

2019.06.03

【6月の名画展示作品】 イメージ画像

『半田スクール 名画(複製絵画)展示について』

5月より、半田スクールのギャラリースペースにおいて、名画に慣れ親しみ感性を刺激することを目的に名画(複製絵画)を展示しています。毎月3点ほど展示していく予定ですので楽しみにして下さい。

【5月の展示作品】

ひまわり  : ゴッホ(1853〜1890)

1888年 油彩 91×72cm       所蔵 ロンドン国立絵画館/イギリス

ばら色の家 : シャガール(1887〜1985)

1966年 油彩 195×114cm    個人蔵 /フランス

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【6月の展示作品】

ディバン・ジャポネ : ロートレック(1864〜1901)

ロートレックは1891年頃から版画を始め、死ぬまでの10年間に400点の版画と31枚のポスターを残しています。ドガと印象派や浮世絵の影響を受けながら、大胆で単純な色彩、厳密で簡素な輪郭、ダイナミックな動きと生命感に溢れた独創的な石版画を作り出します。ディバン・ジャポネは「日本の長椅子」という意味で、東洋風の造りに着物を着たウエイトレスを置いた音楽喫茶でした。中央には当時のムーラン・ルージェのスター、ジャンヌ・アヴリルを描いています(添付資料より)。

1892年  石版 79.5×59.5cm  個人蔵

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青いターバンの少女 : フェルメール(1632〜1675)

オランダの画商の子に生れ、後を継いで画商、鑑定家となります。19世紀後半に作品の偉大さが発見され世界的な評価を得るが、現存する作品は35点ほどで殆ど小品です。1653年に画家組合に登録された記録はあるが、経歴は不明。作品の大半は風俗画で、楽器を演奏したり、手紙を読むなど行為を伴う絵です。風景画や神話画も数点残されています。この絵は想像上の服装をし、大粒の真珠の耳飾りをつけた少女を明るく深い色で描いた、何かを象徴する作品です(添付資料より)。

1660年頃 油彩 46.5×40cm    所蔵 マウリッツハイス王立美術館/オランダ

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ダリア       : ファンタン・ラトゥール(1836〜1904)

クールベの影響を受け、マネや印象派グループに接近するが、彼の作品は写実的であり、同時にロマン主義的傾向が強く、ホイッスラーとの親交が示すようにむしろ印象主義的な面を持っています。殆どパリに住み続け、フランスでは彼の肖像画と風俗画が愛好され、イギリスでは彼の詩的な花の絵が人気があり、1862年から1900年までの間ロイヤル・アカデミーへの出品作は全部花を主題としたものです。一つ一つの花びらや葉を丹念に研究しつくしたような表弁です(添付資料より)。

制作年不明 油彩            個人蔵