アトリエカラフルアート作品展で開催される毎回恒例の『飾りたい絵コンテスト』。今回もたくさんの方に楽しんでいただきました。
投票総数は532票、どれも素敵な作品で今回もすべての作品に投票がありました。描くことを思いっきり楽しんで完成したアート作品ばかりです。
ご来場のお客さまからは「描くことを自由に楽しんでいることが伝わる作品ばかりで、観ていてとても楽しい気持ちになりました」との感想が沢山聞かれました。
ともちゃん先生の講評とともにお楽しみください。
コンテスト対象作品 : 絵画子どもクラス 出店作品 81作品
コンテスト投票者 : ご来場の生徒さんとご家族、一般来場者の方で参加希望の方
投票総数 : 532票
入賞作品 : 7点
並び順は順序不同(NO順)
No.1
作者 松尾美依 中学1年生
講評
参考写真を用意することもなく自分の内側にある景色を追うように描いていました。そびえたつ山は凛と黒いのに、暗い印象を与える事がなく、明るく澄み渡る空気感ですね。絵の前でリラックスして背筋を伸ばし肺深くに深呼吸したくなる。そんな景色が、いつも絵を描くときの美依ちゃんの姿と重なります。
No.2
作者 二村真綾 小学5年生
講評
小さな頃から作品の中に猫が登場していた真綾ちゃん。猫の可愛らしさが、猫以外の全体の構成からも表現されています。桜の内側にいること、猫の毛並みを出すこと、木の太い枝に乗っていること、熱心に先生に相談しアドバイスを受けてから、そこからじっと考え自分の表現に落とし込んでいきました。
No.29
作者 大石彩葉 小学5年生
講評
宇宙の中にあるジェットコースターのダイナミックさ、地球の美しさも伝わって、楽しく嬉しくなっちゃう作品ですね。マチエール(絵肌の材質感)を絵の具の盛り付けで慎重ながら大胆に作っていきました。色彩の使い方も補色の効果が使われていて、より迫力のあるものとなっています。経験を活かし、手応えを感じる自信作だった彩葉ちゃん。
No.39
作者 伊野波颯士 小学5年生
講評
犬のいる暮らしを描くという構想をとても嬉しそうに話してくれた颯士君。サモエドを抱きしめている時の腕の感じ、抱き心地のあるボリューム感、もっとこうしたいというイメージを先生に一生懸命に言語化し相談して進めました。、何をどう表現したいのか、そのイメージを持つことは簡単なことではありません。そこをしっかり持ち、描き切り、犬のいる暮らしの嬉しさが目一杯伝わってきます。
No.53
作者 柴田純蓮 中学1年生
講評
月の明るさが、夜の暗闇の隅々まで包み込むように広がっていますね。人の持つシルエットの美しさ、桜の木特有の枝のフォルムの美しさが月明かりの引き立っています。先生は作品展が終わった翌日の早朝、沈む前の満月を見つけ、幸福に満ちた気持ちで純蓮ちゃんの月を思い出しました。描かれたものには、本物を見た時とは違う美しさを気づかせてもらえるものですね。
No.80
作者 松尾美槻 小学5年生
草原の中、今すぐ画面から飛び出してきそうな豚たちがとても愛くるしいですね。確かな描写力をつけてきた美槻ちゃんですが前作はスランプを感じていたそうです。乗り越えて描いた作品は、真ん中にいる未来の美槻ちゃんが風に吹かれながら、大丈夫だよって言ってるみたいです。
No.82
作者 河﨑心侶 小学4年生
講評
腕全体を動かしてマチエール(絵肌の材質感)を作り出し海の大きな動きを表現していた心侶ちゃん。沢山の生き物を描きたかったと言っていた通り、大きな鯨がダイナミックに泳ぐ姿が素晴らしく、一方それに比べて小さなクラゲたちもそれに負けず生き生きと泳ぎ生きている様子がありありと伝わります。
以上となります。
ありがとうございました。