想像力のお話です。
ちょっとしたことで日常は様変わりします。
人間は、想像力を持って日常を変えることができます。
それは、魔法みたいだなとも、思ったりします。
幼少期の子だったら、画用紙を折ってパタンと閉じ、それをドアに見立てたら、とても喜びます。
アトリエカラフルでは、基本コースさんのレッスンでそうしたことを、じっくり大切にします。
想像力を一気に育むことのできる大切な時期です。
ただの今まで、なんでもなかったはずの1枚の紙が、一回折っただけ。
そして、魔法の言葉がやってくる。
「ほら、ドアだよ」
その言葉ひとつで、子どもたちに星降るほどの可能性が広がるのです。
想像力という素晴らしい宝物が、子どもたちの中で、ふわっと膨らみ始めます。
「ドアの向こうには、誰がいるのかな?」
と次に問いかけると、100人いれば100通りの物語が生まれ始めます。
想像力というのは、常に膨らんだ状態ではないですよね。
種みたいなもので、きっかけによってその子らしく膨らみます。
それは一人一人の感性や経験に基づいています。
ですが、使ってあげる機会がなければ、自分のなかの、種の在り処は割と簡単に見失ってしまいます。
想像力というのは、本来生命力溢れるものです。
いつも自分の中で、ストレッチしながら出番を待っています。
「創造」の芽は、そこから始まります。
想像し、好奇心でワクワクし、発想がうまれ、行動力を呼び覚ます。物事をよく観察力し、工夫する力を加え、コミュニケーション力をつかいチームを組むことで思ってもなかったような大きなことを創造することだってある。
生命力と可能性に満ちた創造の始まりには、その人らしい想像力が必要とされます。
『その人らしい創造』なんて言い方はちょっと大げさで、なんのことだろう?という感じもしますけど、それは「毎日」の事です。
私たちには朝がやってくる。
そして1日が終わり、また始まる。
じゃあ、どうやって始める?
誰かが毎朝自分に代わって、「はい、書いておいたよ。これがいいよ。」なんてわけには行きません。
自分の想像力、発想力を使い、自分なりに工夫し続け、時にはチームに力を借りて、生命力溢れる創造の時間に、毎日、毎日していきます。
子ども時代は、それを遊びの中で、何度も何度も繰り返し、その手応えを楽しみながらいっぱい掴み取っていくことがとても大切です。
それが、将来素晴らしい仕事や素晴らしい生活に生かす土台になるのは間違いありません。
さあ、ノックしよう。
自分の想像力の扉を♪
それはAIには、お任せすることのできない、一人一人の人間がしっかりと担い、伸ばし続けるべき分野です。
それでこそ、個人の人生も世界も豊かに面白くなり続けます。
想像すると、楽しいですよね。