秋ですね
子ども時代というのは、自分の成長の一歩一歩をそれはそれは本人自身がとても大事にします。
ご家庭の中でも「できた!」という気持ちをたっぷり伝えてくれますよね。
その「できた!」を達成するときというのは、まるで時がとまりそうなほどに、真剣な顔をしていますよね。
例えば、それは、小さな子でいえばお箸が持てるようになったり、鉛筆の持ち方がしっかりしてきたり、三輪車のペダルをしっかり回して乗れるようになったり、読むことのできる字が増えたり。
その一歩は、子どもたちにとって人生の大きな飛躍なんですよね。
一つの扉がドンっと開いて自分の世界が広がる一歩。
自分で開いた扉なのです。
その手応えって凄く大切だなぁと思います。
大人になると、その扉は、皆んなと同じものばかりではなくなってくるものだし、勇気がいる事も沢山あります。
そして、扉が目の前に勝手にやってくるものではなく、自分から探し出さなくてはならないという時も何度もやってきますね。
子ども時代の体験というのは、とても子供らしくて可愛いものですし、大人になってからの視点からすると、できるようになって当然のことのようにも捉えがちです。
ですが、自分自身で一つ一つの扉を喜びとともに開いた手応えというのは、しっかりと、人生の疑似体験になっていきます。
アトリエカラフルのアートスクールでするのは、自分持ち前の感性をたっぷりと使い、自分の意思を持って、一歩一歩を踏むことです。ギーっという扉の開く手応えをしっかりと感じ、表現によって自分の世界の扉を開いていく感覚を得ることです。
アトリエカラフルの子どもたちは、まさに、いつもその顔をしています。
秋になって、四月からのレッスンで学んだ事を生かし、さらに工夫をしていくレッスンになってきます。
芸術の秋ですね。
一人一人の、楽しい&真剣な表情に出会うのが楽しみです。