出来栄え

2013.06.04

「全てのモノコトには完成もなく、完璧もない気がします。
あるのはその完成、完璧を目指す姿勢があるだけではないでしょうか、
今日もよりよい仕事、恋愛、人間関係を目指しましょう、、
cafeRob」

造形教室の子供達の作品は
大人が見て
はっきりと何かを作ったものと分かるものと
分からないものがあります
大人たちは、しばしば分かりやすいものを好み、褒めたくなりますね

みんなの造形の様子を見てると
分からないものを作ったときほど凄い集中力でがむしゃらに
真剣に取り組んだ結果こうなったって場合が多くあります

分かりやすいものを作ったときには
冷静さも持ち合わせた上での目的を持った作品作りです

どちらも素晴らしく素敵です
どちらも
子供達が夢中で作った軌跡です

出来上がったものの出来栄えで
作品の良し悪しを大人が判断しては
いけないなっとよく思うのです

インテリアには似合わないような作品なのなら
もしかしてそれは情熱が形作った誰にも説明の要らない形なのです
そして心をありのままに映したアート的行為というのは
心に深い呼吸を与えます

ですので
親御さんは存分にその行為が出来る心の環境を作ってあげてください

作ったものに
「何かわからないものを作ってママは残念」という気持ちで作品を手にすると、とってももったいないのです

「のびのび出来たかな?」
「楽しくできたかな?」
気持ちを聞いて
「あなたが楽しかったり、気持ち良かったり、面白かったり、すっきりしたのなら、良かった」
っといってあげて下さいね

「三流は感情で描く
二流は技術で描く
一流は志で描く」
こんな言葉も見つけました

幼児期のこの真剣に造形に取り組む子達の目つきからは
一流の志さえ感じます