先週末、家族で美術館に行ってきました。
夏の朝ということは、海なのか、山なのか?っという話し合いから始まったのですが、「美術館は?」っとなりました。
意見が一致して、いざ、身支度♪♪
美術館に行く時って、ワクワクするような、凛とシャンとするような、不思議な気持ちです。
暑い夏の日にも、頭や心の中が、ひんやりと澄み渡る感覚になります。
とても素敵な感覚です。
今回観てきたのは『イエラ•マリ展ー字のない絵本の世界ー』
言葉のないシンプルな絵本で知られるイタリア出身のイラストレーターです。
ワクワクして美術館に入っていくと、字のない絵本の原画が展示されていました。
シンプルなのに、圧倒的!
繊細なのに、力強い♪♪
そして、温かな感じを受けました。
そこに込められた、メッセージが、きっと温かなんだろうと思います。
字のない静けさは、かえって耳を澄まして、そこにある気配や音などを読み取りたくなります。
そうして絵と向き合って、その世界に、どんどん導かれ、入り込んでいくようです。
この世の美しさが繊細に力強く描かれていて。。でもそれは、現代人の日常の忙しさの中では、なかなか立ち止まって向き合えないような種類のものかも知れないなぁって感じました。
涼しい館内から一歩外へ出ると、もうそこは、夏のざわめきです。
蝉が鳴き、車の通り過ぎる音。
日常は、本当に混沌としています。
綺麗なもの、そうでないもの。
大切だと思うもの、そうとは思えないもの。
ざわめきあって、せめぎ合って、揉み合って。。って 笑
切磋琢磨ですね。
美術館では、一旦その混沌の世界から自分を、切り離し、とことん突き詰めた1つの美と向き合える気がします。
娘は、最後、一冊の絵本を購入しました。
イエラ・マリの世界をお持ち帰り♪
素敵な絵本、他にも沢山ありました。
世の中にある、美しく表現されたものに出会う時、それを作り出してくれた人に、とても感謝しますし、人の表現しようという力って素敵だなって思います。
よい休日でした~♪