名画の前に立ちはだかるのは、不思議です。
何十年も何百年も前に、画家が立っていた場所だから。
作家がそこに立って、その名画を仕上げた立ち位置に立つのです。
絵には、描いた人の思想や哲学があって、そのパワーはどんなに時代が過ぎてもまざまざと画面に宿っています。
7歳の娘も、一作、一作丁寧にみて、どの説明文も
「ママ、読んで」といってきました。
わからない言葉は、補足を加えました。
私たちは今に生きているけれど、過去の沢山の時代の影響を受けてここにいる。
一枚の絵を通して知ることは、計り知れないほど多くのことの気がします。
7歳の娘も、この年頃だからこそ捉えられる感覚で味わっているようでした。
どの展覧会も、娘とのいくのは楽しいです。
娘にとって、なんだか分かんないなーっと、ささっと通り過ぎたくなるようなものでも、その場に行き、よい作品のもつパワーに触れた時間は、とても貴重なものだと思います。 後々にきっと残り、生きてくると思います。
それは、子供でも大人でも変わらず、多感な子供のうちにこそ、いっぱい経験してもらおうと思います。
是非、ご家族で、お勧めです。
ピカソは様々な絵の表現方法をしました。
“超人的な創造力で数多くの作品を生み出し、「天才」の呼び名をほしいままにした芸術家”です。
この展覧会は、パブロ・ピカソの「青の時代」と「バラ色の時代」と呼ばれる時代に焦点を当てながら、彼の少年時代からキュビスムとその後までの前半生を紹介したものでした。
帰り、主人とも「もっともっと色々観たかったね」っという思いになったので、早速図書館で借りてきました。
本を開くたび、ドキドキしようと思います。