ひっそりとした夜のアトリエにいくときは、お忍びって気分です
木の匂いに混ざり合う絵の具の匂い。。
こどもたちの残したキラキラの気配
築100年以上の古い古いアトリエ
夜の気配もやさしく、柔らかく入り込んでくる
高校生の時、油絵に出会いました
随分神聖な匂いに感じました
脳天にまでツンっと広がる匂い
絵の具はうごめいて、表現しろ!
っていってるくるみたいでした
「君のありのままって何?」
それは、日常の自分をいっぱいまくりあげたところにある気がして、油絵の具の色や質感はそれを導き出そうとしてくれてるみたいに思いました
私はもうあの頃のように、沢山まくりあげたり剥ぎ取らなくても、日常、きっと、わりとありのままです 笑
自分に似合うものに出会ってきた年月のお陰なのかな?
それでも今でも、自分の知らず知らずに生じたズレは、絵の具と呼吸を合わせていくと、真ん中でぴたっとくる気がします
自分の根底にあるものと深呼吸して、色や形になる
沢山の日々の感謝の気持ちが、根底から竜巻のようにやってくる
絵って面白いな