おじさんおばさんの絵画教室

2016.05.25

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『社会福祉法人 瑞祥 特別養護老人ホームビラ・オレンジ  ケアハウス みはま』でのおじさんおばさんの絵画教室をしています
 到着すると、机のところで座って待っていてくれます。
ふわっとした空気。
 私はおじいちゃんおばあちゃんに、とてもお世話になって成長してきたからなのか とてもほっとします 。
この日は「大正の浮世絵師」と呼ばれ数多くの美人画を残した『竹久夢二』さんの絵を描きました。
ご存知の方もいて、いいね~っと優しい笑顔 。
使用する画材は『キットパス』です。
二つのイベントで使用した画材は『キットパス』は『日本理化学工業株式会社』さんの商品です。
障がい者雇用につながる努力と成長サポートを積極的におこなうことで、皆勤(共生)社会の実現を目指し、障がい者雇用を始めて56年、今では全体の70%以上が知的障がいのある社員さんが働いています。
そうした理由から、アトリエカラフルも素敵だなと思い、レッスンでの主要画材としてよく使用しています。
塗り心地がとても滑らかで、描き手の塗り方の特徴で、タッチが幅広く変わって来ます。
筆圧を低くして細やかに塗っていけば柔らかいタッチ、しっかりと塗り込んではっきりとしたタッチ、擦って馴染ませふんわりとしたタッチ。。
 キットパスの色彩の鮮やかさにもはっとします。
 色彩が美しければ美しいほどに、心の目は色によって刺激されるんだろうなぁ、って思うんです。
竹久夢二の色使いはとてもお洒落。。見本を見ながら自分の感性も刺激されるのと同時にキットパスの美しさからもインスピレーションを得て。。♪自分の思う色合いでアレンジして塗っている方もいました。
同じ絵を描きながらでも、こんなふうに、個性が出てくるんだなぁって。。
色合いを気持ちよく感じながら、大事に描いていく気持ちがあれば自ずと表現となっていく。。その過程が美しいです。
こちらでのレッスンを始めた最初のうち、「私は絵を描くというのとは苦手なの」
そんなご謙遜される言葉を、レッスン中よく聞きました。
今は皆さん、その言葉は心のずっと奥にしまわれたみたいです。
上手いか、下手かを問うのではなく、自分の心と手を動かしていくことで生まれる色合いを、集中して楽しまれている。。そんな風に思います。
作品が出来てからの「ありがとね~」の笑顔と言葉を頂くと、とてもとても嬉しい。
こどもたちとのARTの時間の笑顔は、子供たちを応援したくなる笑顔。
そしてここでのおじさんおばさんの笑顔は長年の人の経験による、何か包み込むような笑顔を見せてくれます。
ARTレッスンはそのひとの、「人」に触れ合わせてくれる時間です。
こちらこそ、ありがとうございます。
そう思う日々です。
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