秋深まる、アトリエカラフル、アートスクール。
「こうしてみよっか」という提案に、
「先生!私はこうしたい!」という意見がよくあります。
そうした意欲って素晴らしいなって思います。
頼もしいなって。
私の「まずはこうしてみて」っていう指導を、全く無視している場合もあります 笑
脱線したところに生まれる効果というのもあるので、見守りながら、見届ける場合もあります。
小さな子どもにも、その子なりの道筋がある場合があります。
道筋が出来てなくても、失敗しようがなんだろうがやってみたいんだという意志って、かえって大人が見習いたいくらいに立派なものなのです。
みんな、それぞれに、「自分なり」というものがあるし、その「自分なり」を試してこそ、経験してこそ、よりクリエイティブに自分らしさを生かして、高めていけますね。
絵の具がはみ出しちゃったって、隣の色と合わさって、美しい世界を生み出したよ。
カラフルな色を用意したって、黒だけを使いたい!って主張して、シックな雰囲気を作り出したよ。
最低限のルールは大事なルール。
その上に乗っかるものは、それぞれの冒険で色々とやってみる♬
そこで出会うみんなの持ってる「力」に、正直感動をもらってる先生です♪
社会福祉法人伊勢亀鈴会の2回目の出張造形教室、いって来ました。
クラスの生徒さん、5人から6人に増えました。
片道100キロ、2時間の道のりですが、2回目は、1回目に出会った皆さんの笑顔を浮かべながら♪ワクワクも増します。
木をつかったレッスン
アトリエカラフルは、「~を作りましょう」と作るものを決めないレッスン。
とはいっても、材料を目の前にして、「自由に作ってね!」っとだけ言ってるわけではありません。
造形教室というものが、初めての方がほとんどだと思いますし、想像力の羽根が、ゆっくり準備体操し始められるように進めていきます。
それはいつものアトリエでの定期レッスンでも同じです。
人の頭にも心にも、素晴らしいスイッチが沢山あります。
そのワクワクスイッチを一緒に探していきます。
それぞれの心のなかには、それぞれの宝物。
それぞれの思考のなかには、それぞれの哲学。
それは素晴らしいもの。
意識していても、してなくても。
自覚があっても、なくても。
ARTはそれを見つけ出してくれる。
「君の中にいた、僕だよ。こんにちは。」
なんて、その人の前に現れる。
手を繋いで、にっこり笑う。
人の評価があとからくっついてくる場合も、ありますが、そこに視点を向けるとそれは、アトリエカラフルの造形教室ではなくなってしまいます。
見た目の出来栄えのようなものや、人の評価をまず大事にするのであれば、自身への探求は押しとどめてもらわなければいけません。
こちらの作ったシナリオ通りの道筋に沿って、手も頭も動かしてもらうやり方となりますが、それは、アトリエカラフルのアートスクールの求めるものとは、全く異なります。
アトリエカラフルのARTスクール は、それぞれの持っている素材(能力や個性)は、それぞれにとても素晴らしくかけがえのないものという考えがベースにあります。
だから、それをいっぱい使って欲しい。
人間って綺麗ばっかりじゃない。
完璧ばっかりじゃない。
失敗がいっぱい学ばせてくれることもある。
転んで怪我したら、痛みを知るし、傷跡も経験の勲章になる。
表現された作品を眺め、隣の人と自分との全く違ってる個性に出会っていく。
それぞれの立場や役割りがあることを感覚的に認識し、認め合う。
そんなことも引っくるめて、いろんな学びがあり、日常や未来に持って帰り、生かしていけるArtSchoolでありたいなと常々思います。
アトリエカラフルのレッスンで、キラキラした笑顔や真剣な眼差し、また皆さんの色々な表情、そして表現が、いつも私なりの答えとなります。
持ってるものは1人1人違う。伸ばす部分も1人1人違う。
そうしたところに、しっかりの向き合っていきますね。
亀鈴会で出会う皆さんとも、一回一回を大切に、お互いに学びあいたいと思います。
次回も楽しみです。