応用コースさんは粘土で動物をつくっています。
芯材を使って、おもいおもいに、自分のつくりたい動物をつくっていきます。
子どもたちの小さな手は、粘土どうしをくっつけていくのもなかなか一苦労です。
ある程度、粘土どおしがくっついて、まあ、それなり?なかたちになったところで、「うん、できた!」という子たちが続出するんですね!
子どもたちにとって、その「できた!」は本人は嘘ついてるわけじゃないんですね。
目を見てれば分かります。
子どもたちって、想像力がとても生き生きとしてるので、その想像力が作品をいっぱい包み込んだり、自由自在に作品に命を吹き込むのです。
だから、例えば「できた!」というその作品から、まだ芯材が見えてたり、大人目線からして、「まだまだ甘い」という印象を受けたとしても、本人としては手抜きをしてるとか、面倒くさいからやめた。という訳ではないんです。
もう、そういうのは、心からかわいいなぁ!素晴らしい感性、想像力だなぁと思います。
しかし、応用コースの子たちには、そこからの力強い一歩を踏むことを毎回強く望みます。
頑張るという事の魅力を自分の経験を通して、毎回つかんで欲しいんです。
自己満足に終わらないで、頑張ってみて見つける手応えや向上心が大好きな年頃ですし、それが素晴らしい事というのは、やはり経験しないと分からないのは、確かです。
そして、アートなので、自分の感性をたっぷり使いながらというのも絶対に、必要です。
先生が言うから、仕方なくやる
という構えではなく、自己表現をするという軸をしっかり持ち続けてしてこそ、アートです。
一人一人が個性を表現しながら生き生きとした気持ちで「あぁ!なるほど!やってみる」と思えるように学ぶことです。
「なんか、注意されちゃったから、よく分かんないけど言われた通りにやろう」
という、気持ちに一旦なったとしても、やってみた結果、「あぁ、やってみて分かったよ!」と、気持ちにキラキラが宿るゴールを、私もですし、生徒さん自身も目指していきます。
楽しいだけ、受け身なだけでは、アートは出来ません。自己表現というのは、とてもアグレッシブなことだからです。
毎年思うのですが、秋から冬にかけて、子どもたちの集中力がぐっと増して来ます。
春から始まるクラス、子どもたちも、いつもの仲間のなかで、刺激を受けたり、リラックスしておしゃべりしてたりします。
そして、集中するときのスイッチが、カチ!っと深く入るようになってきます。
そして、季節的なものもありますね。
芸術の秋、しっかり集中して、楽しみましょう♪