『今津景 Kei Imazu タナ・アイルTanah Air』東京オペラシティ アートギャラリー

2025.02.03

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今津景さん

「タナ・アイル」展にいってきました。

会場は「東京オペラシティ アートギャラリー」。

 

 

 

インドネシアに移住して暮らすアーティストです。

インドネシアの神話、環境汚染の問題、歴史的な日本とインドネシアの関係などを作品に表現しています。

 

 

その土地の現状、過去、未来、他者や自分自身の感情がばらばらのものではなく、ひとつアート表現になっているように感じました。生きている土地の様々な問題も自分の人生をつくる要素になりますが、

私自身は自分自身のそれをぼんやりと内包して生きていているのだなと痛感させられました。

 

 

 

作品の圧倒的なかっこよさと美しさの中、一人の人間が周りと関わりながら力強く生きていくことの尊さも感じました。

意識を持って、生きることの意味をアートはいつも様々な角度から私に呼びかけてくれます。

 

 

今津景(1980- )さんの初の大規模個展にいくことができて幸運でした。

「タナ・アイル」はインドネシア語で、土と水を指し、二つの言葉を合わせると故郷を意味する言葉となるそうです。

多様な問題を多角的に捉え一つの作品へと昇華させることで鑑賞者に故郷について問いかけているような気がします。

 

アトリエで少しずつみんなに伝えたいと思います。