このたび、アトリエカラフルより絵画クラスのレッスンバック(お道具トート)を発売いたします。構想から約2年、絵画道具の持ち運びや整理整頓がとてもしやすく、色やデザイン、手触りも最高のレッスンバックができました。
どんなこだわりがつまっているのかアトリエカラフル代表南川知美へのインタビュー形式でご紹介いたします。
◆南川代表のレッスンバックに対するこだわりとは?
私のレッスンバックに対するこだわりは、2つあります。
1つ目は、持つ人の感性とクリエイティブな表現に対して良い影響となるデザイン性と機能性を高いレベルで兼ね備えつつ日常生活に溶け込み、日々の暮らしを豊かにしていくバックであること。
2つ目は、製作にかかわる人たちの地域経済活性化と持続可能な社会作りに貢献できるプロダクト(製品)であること。
アート表現をするときの本質的な部分はとても個人的です。アトリエカラフルの生徒が自身の素敵なアート表現するとき、この2つの要素を持った素敵なレッスンバックが身のまわりあればいいなと思います。
◆今回、絵画クラスのレッスンバックを知多木綿で作ろうと思ったきっかけを教えてください
左 知多木綿キッチンズ ディレクター 小濱敬子さん
右 アトリエカラフル 代表 南川知美
昔から帆布のトートバックには特別な魅力があると感じています。造形クラスのレッスンバックは岡山の倉敷から帆布を仕入れ、切り出しから縫製までカラフルで行っていますが、絵画クラスのレッスンバックは別のアプローチで製品化したいと考えていました。企画自体は2020年にスタートしていて、いくつか社内でサンプルを作ったりしている状況でした。
あるとき知多木綿でレッスンバックを作ってみてはどうかという話になり、直感でしょうか、すぐに半田市観光協会の榊原宏局長に相談したところ、知多木綿に詳しい方ということで知多印刷株式会社の小濱敬子さんを紹介していただきました。
小濱敬子さんは、ちょうど新しい事業部のリーダーとして知多木綿に取り組んでいるところで、お話するととても知的で丁寧な物腰の素敵な女性という第一印象でした。知多木綿の歴史と魅力、現在の知多半島での取り組みに加えて、現状の問題点もきちんと説明してくださり、信頼できる方だなと感じました。ご縁でしょうか、同じタイミングで大先輩の社長から知多印刷株式会社の酒井社長をご紹介して頂いていたこともありましたので、安心して相談できる環境もありました。
さっそく相談すると、私がイメージすることをすべて実現できる上、さまざまなご提案で企画をブラッシュアップしていけることが分かり、知多木綿でレッスンバックを作るという判断に確信を持つようになりました。
◆知多木綿キッチンズとアトリエカラフルの共同開発について
レッスンバックの具体的な話を進めていく中で、小濱敬子さんがディレクターを務める知多木綿キッチンズとの共同開発という話にとても自然になりました。知多木綿キッチンズディレクターの小濱敬子さんと染色する生地の色から一緒に考えているので当たり前と言えば当たり前の話です。
高いレベルのデザイン性と機能性を兼ね備えたレッスンバックにするため納得のいくまで話し合い、サンプル作成〜製品化までいけたのは、この企画を知多木綿キッチンズとアトリエカラフルの共同開発という形にしたからだと思います。織りから染色、縫製まで知多半島内で出来上がるという形は、私のこだわりである持続可能な地域経済の実現に繋がることなので、今回の企画においてひとつの理想形といえます。
◆知多木綿を使用したアトリエカラフルレッスンバックを手にとる人へのメッセージ
素敵なレッスンバックをシンプルに楽しんでほしいです。
赤と紺どちらも深く美しい色合いでジェンダーレスにお選びいただけますし、子供から大人の方まで楽しい気持ちでお使いいただけると思います。使うほど馴染んでいきますので、レッスン以外の普段使いにもお使いいただけると思います。親子で共有してお使いいただくことも素敵だと思います。
たくさんの愛着を持ってお使いいただけましたら、より知多半島、知多木綿に関心を持っていただけたらとても嬉しいです。
今後もこういった企画をお届けできたらと考えていますのでよろしくお願いいたします。
ありがとうございました。
赤/紺 価格税込8,800円