小さな画伯たち♪

2015.12.18

小さな画伯たち♪ イメージ画像

私事なんですが、この前娘の小さな頃の造形の作品や、まだ園に入る前の月日のお絵描きを眺めていました。

今と、全然違うんですよね。
今は1年生。造形教室の小学校低学年の他の子達もそうですが、絵を描く前には、まず、構図を考えます。結果を求め、1本1本の線にも、思い通りに描けたのか気を使い始めています。
園に入る前の絵は、結果ではなくて、「線あそび」。
自分の持った鉛筆から、すーーっと伸びていく、その線の様を、とくと感じとっていくような描き方。
「あれ?線が繋がって、丸くなった。」
「線と線の間に空間ができた。」
そんな感性で描いていたように思います。
私はその様子を見ているのがとても好きでした。
変な表現ですが、まるで神様が、空に雲でお絵描きをするような、神聖な時が流れていくようでした。
真っ白な紙に、シンプルな女の子が伸びやかに描かれている。
それだけの絵が、とても美しい空気を纏っていて、いつ見返しても「これは名作だなぁっ」と思います。
もちろん、自分の子どもに限ってのことではなくて、どの子の絵もそう思うのです。
造形教室の基本コースさんたちの、鼻歌まじりに描いている何気ない絵に、いつもぐーーっと吸い込まれてしまいます。
なんて、素敵な絵なんだろーっと。
AtelierCOLORFULでは、基本コースの定期レッスンがあります。対象年齢は3才から6才。
このくらいの年齢も、まだまだそうした雰囲気のある線を描きます。
純粋無垢がそのまま表現されていて、紙から飛び出して、踊り出しそう♪♪
ピカソの有名な言葉があります。
「ようやく子どものような絵が描けるようになった。ここまで来るのにずいぶん時間がかかったものだ。」

子どもの絵の魅力を、改めて感じることのできる名言ですね。

応用コースさんたちの、目的を持ち、構図を決めて、結果を求める。

しっかりと結果を求めるようになった今も、「自分は、こうしたいっ」という表現が、まず真ん中にどっしりとあります。
だからこそ、頑張れるんです。

小さな頃から、自由な心で創作をし、それを尊重されてきた時間があってこそ、見失うことのない真ん中ですし、それをより技術や強い心で、真剣に形にしようっと思えるんですね。
自分の表現したいものを、できるだけ頑張って素晴らしい形で、まず自分が目にしたい。
それは、人の心も動かすものになる。
だんだんと、そうした表現者になっていくと思いますし、それは、どんな分野に進んでも、立派に役立っていく姿勢になると思います。
基本コースさんたちの無垢な心が、のびのびと表現されていくレッスン時間は、ふわっと優しい空気に包まれています。
この自由に表現できる心が、これからの真ん中になるっと思うと、よりよい形で大事に育んであげたいなぁ。。っと思う日々なのです
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